ベトナム農業・林業・水産ビジネス

2020年工業化へ向けた優先発展産業

1電気・電子

2食品加工

3造船

4農業機械

5環境・省エネ

6自動車・同部品

日越両国の協力による「工業化戦略」を制定。優先6業種を選定するとともに、具体的な行動計画を発表。

 

工業化計画アクションプラン(2014年8月3日)

高品質農業開発傾向

 国際意的な農業生産工程管理(GAP)基準である「グローバルGAP」やベトナムのGAP基準である「べとGAP」、農産物の世界的な品質基準である「レインフォレスト・アライアンス認証」の適合を推奨する。

 2020年までに農業生産額を2010年の約2倍に引き上げるとともに、農業従事者一人当たりの平均年間所得3,000米ドル達成を目指す。

 

ベトナム農業・農村の特別優遇投資分野リスト

  1. 植林、森林保護、薬用植物の植林。
  2. 加工産業向けの集中原料地域を構築。大きな畑を構築。
  3. 家畜・家禽・水産・海産の栽培・養殖。
  4. 植物の品種・動物品種・林業植物品種・水産品種の生産・開発。
  5. 生物技術、農業・林業・水産の生産するハイテク技術の導入。
  6. 沖合海域における漁業。
  7. 塩を生産、精製。
  8. 原料の生産及び家畜・家禽の食品・水産生物学的な製剤の加工。
  9. 農林水産、薬品の加工・保存。
  10. 農林産の原料から直接パルプ、紙、板紙、人口ボードを製造。
  11. 医薬品・植物保護医薬品原料・処理商品・水産の養殖用環境改善商品を製造。
  12. 工芸品・文芸品・伝統的な製品を製造。
  13. 給水・排水システムを構築。
  14. 家畜・家禽の処理場、加工、保存向けの施設を新築・改築。
  15. 環境汚染の処理・環境保護、排水・排ガス・固形廃棄物の収集、処理。
  16. 農村市場を構築、農村の作業者向けの寮を構築。
  17. 農林水産業、塩業、食品加工業添加物・設備・機械の製造。
  18. 農村の植物・獣医保護サービス。
  19. 農村地区の農林水産業・塩業の生産に関する投資・科学・技術の相談サービス。

ベトナム法人税

  • 一般税金 22%(2016年~20%)
  • 奨励投資地域税金 20%(2016年~17%)10年間もしくはプロジェクト実施期間 免税2年~4年 50%減税 4年~9年間
  • ハイテク・ソフトウェア導入・新規プロジェクト・特別優遇投資分野企業税金 10% 15年間 免税4年間 50%減税9年間

 欠損金は5年間繰越。収益は事業所得の他、利子所得、資産の譲渡所得など含む。

ベトナム輸入税免税

  • 優遇税制分野および地域に投資する案件の固定財産を形成なる輸入物品
  • 特別奨励投資分野及び社会経済的な条件が特に困難な地域への案件において、ベトナム国内生産できない材料・部品の輸入品:5年間輸入税免税
  • 農林水産業分野に投資する案件の植物品種・動物品種の輸入品
  • 科学研究及び技術開発活動に直接使用の輸入品

 

 申告時の輸出入物品の課税価格は、契約書やインボイスに記載された価格に基づく。輸出関税はFOB 価格、輸入関税は CIF 価格を基準に計算する。

 

ベトナム土地賃料免税

  • 特別優遇分野及び特別困難な地域 免料
  • 特別優遇分野及び困難な地域 免料15年、70%減少最低土地賃貸適用
  • 特別優遇分野及び農村地区 11年免料、50%減少最低土地賃料適用 

ベトナム投資関連規制

1.禁止分野

  • 農林水産業の分野に該当なし。

2.条件付投資分野

  • 漁獲
  • タバコ製造
  • 農業・狩猟及び林業の関連サービスは事業協力契約または合弁会社の設立のみ可能
  • 外資出資比率は51%上限(加工生産は100%可)

3.土地所有は認められず、国からのリース。

ベトナム農業データ2010~2013年

  農業輸出品目

  • 米(29.6億ドル:世界第3位)
  • コーヒー(27.5億ドル:世界第2位)
  • カシューナッツ(14.7億ドル:世界第1位)
  • コショウ(7.3億ドル:世界第1位)
  • 木材(5.7億ドル:世界第10位)
  • 茶葉(2億ドル:世界第6位)

  対日輸出品目

  • 水産物(7.8億ドル:海老など)
  • コーヒー(1.6億ドル)
  • 天然ゴム(1.2億ドル)
  • 生花(0.2億ドル:菊、カーネーションなど)
  • 米(0.14億ドル)

  その他

  • 農業従事者は国民の70%
  • 平均年齢27.4歳  日本45歳
  • 成人識字率90%
  • メコンデルタは3期作
  • ベトナム日本商工会 ASEAN第2位:1310社
  • 農業機械普及率20-30%
  • 土地リース50年~70年
  • 農地1㎡=0.5ドル位
  • ベトナムGDP ハノイ2800ドル、ホーチミン2000ドル、メコンデルタ1300ドル、中部高原・北部山岳部1000ドル

※ベトナムでは茶葉・コーヒーの生産もおこなっています。

ベトナム日系企業の課題

  • 外資100%展開は不可能
  • 契約農家の確保と効率化
  • 残留農薬や赤土の土壌改良
  • 運送業者、チルドの物流コスト
  • 交通道路インフラ舗装整備
  • 販売先・取引業者の確保
  • 地元業者との取引・商習慣
  • 役所などへ書類手続き 

べトナム食事・屋台風景写真

提供・解決サービス

ラムドン省 農業ビジネス

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